東京五輪スケートボードから読み解くパリ五輪ブレイキンの『見どころ』を徹底考察

ブレイキン

東京オリンピックでは、スケートボードやBMXなどの、いわゆる「ストリートスポーツ」が初採用となったことが話題になりました。

特にスケートボードは、多くの日本人選手の活躍により、すごい盛り上がりを見せてくれました。

さて、ご存じの方も多いかと思いますが、次回2024年のパリオリンピックでは、同じくストリートから発祥した「ブレイキン」が正式種目として行われることが決定しています。

そこで今回は、今回の東京オリンピックのスケートボードから読み解く「パリ五輪におけるブレイキンの見どころ」を徹底考察しました。

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パリ五輪ブレイキンの『見どころ』考察

東京五輪のスケートボードから感じたパリ五輪におけるブレイキンの見どころは以下の5点が挙げられます。

  • 審査基準
  • 実況解説
  • ストリート文化
  • 日本人の活躍
  • オリンピック後の影響

審査基準

ストリートスポーツの競技は、元々試合をするために生まれたものではないため、明確な審査基準や点数基準がありません。

しかし、オリンピック競技になった以上、優劣を付けるための審査基準を設ける必要があります。

では、今回の東京五輪のスケートボードでは、どのような基準を設けていたのでしょうか?

スケートボードの審査基準

ワールドスケートボード連盟の公式ホームページを見ると、

JUDGING CRITERIA (in order of priority)

Difficulty

 ・Trick Performed

 ・Obstacle Selection

Execution

 ・Quality of Execution

Style

 ・Fluidity / Power / Aggression / Aesthetics

 ・Speed

 ・Height / Distance

 ・Quality of Landing

Use of Course

 ・Variety of Tricks

  ・A higher number of tricks will not necessarily result in a higher score as the value of difficulty and execution are more important in formulating an overall impression score.

 ・Variety of Obstacles

 ・Flow (for runs only)

Consistency (for runs only)

 ・While consistency and runs without any bails are a key factor in any high-scoring skateboarding performance, consistency alone will not be enough to win a competition, as the value of difficulty, execution, and use of course are more important in formulating an overall impression score.

ワールドスケートボード連盟公式ホームページ

つまり、

審査基準

難易度

 ・技の難易度

 ・障害物の難易度

滑り

 ・滑りの質

 ・スタイル

  ・滑らかさ/力強さ/コースの攻略の仕方/美学

  ・スピード

  ・ジャンプの高さや飛距離

  ・ジャンプからの着地の綺麗さ

 ・コースの使用

  ・さまざまなトリック

   ・ただ単にたくさん技を決めるより、技の難易度や滑りの質の方が点数に影響する。

  ・さまざまなコース取り

  ・滑ってるときの集中力

一貫性(実行のみ)

 ・ミスなく滑り切ることは大事だが、1本目と2本目で滑りや技の難易度にバリエーションを持たせるなど、多彩なスケートを見せることが高得点に繋がる。

これを審査基準を元に、5人の審査員によって採点が行われます。

5人のうち最も高い得点と最も低い点を除外した3人の平均点が最終得点となります。

「ストリート」種目では10点満点、「パーク」種目では100点満点で採点されます。

ブレイキンの審査基準

ブレイキンの審査基準も元々明確なものはありませんでした。

さらにブレイキンは、大技=高得点というわけにはいきません。

このツイートにもある通り、ブレイキンは技・音楽・表現力など様々な要素が絡み合いますので、より審査は難しいと思われます。

そんな中、近年は世界ダンススポーツ連盟の「トリビュームシステム」や、日本ダンススポーツ連盟の「アブソリュート ジャッジング システム」などの審査基準が新たに誕生しています。

※こちらの記事も是非ご覧下さい!

このどちらかがオリンピックで採用されるかもしれませんし、また新たな審査基準が生まれるかもしれないので、引き続き「審査基準」については要注目ですね!

実況・解説

東京オリンピックのスケートボード競技を盛り上げた一要素として「実況・解説」が挙げられると思います!

「ビタビタ」「ゴン攻め」などの独特なワードチョイスで話題となった瀬尻稜さんの解説や、的確な説明と「真夏の大冒険」などの印象的なワードを残した倉田アナの実況。

これらは特に専門用語が多く、一般の人に馴染みが少ないストリートスポーツにおいて必要不可欠だと感じました。

パリ五輪ブレイキンにおいて、誰かどのような解説・実況を魅せてくれるのか、こちらも非常に楽しみです!

※こちらの記事も是非ご覧下さい!

ストリート文化

ストリートスポーツがオリンピック競技になることの懸念事項として、

「これまで培ってきたストリートのカルチャー的な側面が損なわれてしまうではないか?」

ということが、よく議論されています。

これは、元々競技のために生まれたわけではないストリートスポーツが競技化することによって、本来の魅力・良さを失ってしまうのでは?という問題意識になります。

しかし、東京オリンピックのスケボーにおいては、

こういったツイートにも見られるように、

  • 互いを最大限にリスペクトし合う。
  • 技をメイクさせて際には、お互いに称え合う。
  • 自身の個性・オリジナリティを大事にする。

など非常に言葉で表現しづらい部分ではありますが、随所にこのようなストリートのカルチャー・精神といったものをしっかり私は感じました。


このようにストリートスポーツには、その歴史の中で培ってきた独特のカルチャー・精神・考え方といったものが存在します。

それがオリンピックの中でどのように表れてくるのか?これも見どころの1つだと思います。

※ブレイキンの歴史については、こちらの記事を是非ご覧ください。

日本人の活躍

東京オリンピックのスケボーで日本は、金メダル3個・銀メダル1個・銅メダル1個を獲得するなど、日本人選手たちが大活躍を見せてくれました。

では、ブレイキンで日本人選手の活躍が期待できるのか?というと、

間違いなく活躍してくれると思います!

というのも、実は日本というのは世界有数のブレイキン大国」であり、過去からの様々な世界大会を見ても、日本チームは数多くの実績を残しています。

また、「オリンピック世代」と呼ばれるような若手の成長も著しいので、必ずやメダルに絡んでくれると思っています。

※オリンピック代表候補のB-boy Shigekix(シゲキックス)に関する記事はこちらです。

とはいえ、世界各国もオリンピックに向けて準備をしてくると思いますし、アメリカ・韓国・フランス・ロシアなどのブレイキン強豪国も存在しますので、その中で日本人選手たちがどのような活躍を見せてくれるか、引き続き注目です!

オリンピック後の影響

最後はオリンピック後の影響についてです。

今回のオリンピックで、一般の人に向けた「スケートボード」のイメージは刷新されたことでしょう。

その結果、

  • 競技人口の増加
  • スケボーパークなどの「場所」の増加
  • スクールなど「教える場」の増加
  • スケボー選手の社会的地位の上昇

などの様々な効果があったと思います。

ストリートスポーツはどうしても「不良」「ヤンキー」といったイメージを持たれがちですが、オリンピックはそういった負のイメージを変える絶好の場だと思います。

少し先の話ではありますが、2024年のパリ五輪でブレイキンが行われた後、ブレイキンのシーンやその周りの環境がどのように変化していくのか、これも「見どころ」の1つではないでしょうか?

まとめ

今回は東京オリンピックのスケボーから、パリ五輪ブレイキンの「見どころ」について考察をしました。

今回のスケボーがそうだったように、パリ五輪でブレイキンは世界中の人たちの注目を浴びることは間違いなく、その後のシーンに与える影響も、ものすごいものがあると予想出来ます。

そうやってシーン全体が盛り上がれば、この上ない幸せですので、引き続き私もオリンピックやブレイキンについて、どんどん発信していきたいと思います。

今回もご覧いただきありがとうございました。

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