「フットワークバトル」
それは、トップロック・ドロップ・フットワーク・パワームーブ・フリーズなど、
本来様々な要素で構成されるブレイキンにおいて、その中でもあえてフットワークに
フォーカスをあてて、相手と競い合うダンスバトルです。
そんなフットワークバトルに関して、先日B-boy TENPACHIさんが、
非常に興味深いInstagramのストーリーを投稿されていました!
これらの一連のストーリー投稿が多くのB-boyにとって、
非常に参考になる内容だと感じたため、
今回是非ご紹介をさせて頂ければと思います。
B-boy TENPACHIについて
まずは、今回投稿の発信主であるB-boy TENPACHIさんについて、ご紹介をさせて頂きます。
私自身もB-boyですので、これまでTENPACHIさんの動画は
たくさん見させて頂いてきましたし、すごく参考にもさせて頂いてきましたが、
TENPACHIさんの洗練されたスタイリッシュな「フットワーク」は本当に必見です!
そんなTENPACHIさんがチーフインストラクターを務めている
BREAKDANCESCHOOL「UNITY」では、TENPACHIさん始め、
世界で活躍する講師たちのレッスンをオンラインで受講することが出来るので、
こちらも要チェックです!!
フットワークバトルのジャッジ基準
それでは、今回の本題「フットワークバトルのジャッジ基準」について、
多くの回答が寄せられていましたので、まとめてみました。
ベーシック・質感重視
フットワークバトルを見るポイントとして、表現の仕方はみなさん多少違いますが、
やはり多かった意見は「ベーシック=基礎力の高さ」と「フットワークの質の高さ」という意見でした。
バランス重視
フットワークを構成する様々な要素を総合的に見て判断する「バランス重視型」です。
オリジナリティ重視
「オリジナリティ」つまり、その人ならではのフットワークを追求していて、
それをバトルで表現出来ているかという点です。
シルエット重視
何をするかも大切ですが、「どのように見せるか?」というシルエットを重視する方も多かったですね。
サプライズ・感性重視
具体的に?と聞かれると困るやつですが、
バトルにおいて、誰もが予想しない動き・ヤバイ動きなどが出来る人は強いという意見もありました。
レッグワーク関連
レッグワークに関するコメントもいくつか見られました。
その他
その他、分類しきれなかった回答になります。
TENPACHIさんからのコメント
最後に、今回の投稿に関してTENPACHIさんにインタビューをさせて頂きました。
何故、今回このようなアンケートをしようと思ったんですか?
フットワークバトルに自分が出るときも、見るときも、それフットワークなのかな?
って疑問がよく生まれることから、かなり正解のない世界だなと思い、日本のB-boy・B-girlのフットワークを得意とされる方の意見が、どこまで自分と共通してるのか、そうじゃないのかってのを参考として聞いてみたかったので、アンケートを取りました!そして、新しい発見もたくさんありました!
TENPACHIさん自身が、このアンケートに答えるとしたら、なんと答えますか?
僕が答えるとしたら、フットワークは基本的に足裏でステップすることが中心にあり、その他の要素をいかにそのステップ(中心)の中で出来るのか?ってところを基準にします。と回答しますね!
質やフロー、オリジナリティ、かっこよさはもちろんなのですが、それだと恐らくフットワークバトルでなくてもその答えが成立すると思っています。ですが、フットワークバトルとなると制約されているので、その「制約」が何かと言われると「ステップすること」だと思っています。
ですので、極論音も関係なくなってしますことになってしまうのですが、フローというのは音がないとあるでは見栄えが変わることもあるので、そういった意味では音にハマっていたら、それは加点みたいなイメージになりますね。
その他は背中やお尻をつけたり、レッグワークを入れたりという「フットワークを離れる動き」に関しては、それをフットワークというものに見せながら出来るのか?ってところが難しい点であり、人と差をつけるポイントでもあるのかなと思います。
スレッドや肘をつけるフットワークも、フットワークに重きが置かれているのか?それか肘をついてる凄さに重きが置かれてるのかってことで、フットワークかそうじゃないかは変わってきてしまうと思っています。
今回のアンケートを経て、TENPACHIさんの感想・総括を教えてください。
さまざまな意見交換ができ、とても有意義な時間になりました。僕の中での正解と一致していたり、新しい発見もあり、フットワークの魅力がさらに深まりそうです。
あと言葉で説明できることってすごく大事だと思っていて、何故かっこいいのか?とか、何故すごいのか?っていうものは必ず説明できると思っています。それが未だに説明できないこともたくさんあるので、そういったことの答えを見出すのにも今回はすごくいい機会でした。
TENPACHIさん、今回お忙しい中、貴重なご意見ありがとうございました!
まとめ
いかがでしたでしょうか?
今回はフットワークバトルにおけるジャッジ基準ということですが、
やはりダンスにおける絶対的な判断基準というものはなく、
踊る人・見る人それぞれに様々な判断基準があるということを改めて実感しました。
その上で、「自分自身の基準や考え」を持つことが重要ではないかと思いました。
今回のように多くの人の考え・意見を参考にしながらも、自分自身の基準を見つけ出し、
それをダンスに落とし込んで表現して、相手に伝えることが出来る人がバトルは強いのかなと感じました。
皆さんも今回の記事を参考にして頂き、自分自身の基準を見つけ出してみて下さい!
また、改めて本記事執筆にあたってご協力いただいたTENPACHIさん感謝です。
本当にありがとうございました。
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