- 無意識に口が開いたままになっていることが多い
- 口呼吸が癖になっている人
- 口元のたるみが気になる人
みなさんは自分が無意識に口がポカンと開いてしまっているな
と思ったことはありませんか?
これを私は「ポカン口(ぽかんぐち)」と呼んでいるのですが、
私も5年くらい前まで全く意識してませんでした。
しかし、

あれ?最近無意識に口が開いていないか?
それに口元たるんできている?
そう感じた矢先、このポカン口のことを聞いて、
「あ~完全にこれが原因かも・・・」と私は思いました。
本記事では、そんな皆さんが無意識にやってしまってるかもしれない
「ポカン口」についてご紹介したいと思います。
ポカン口とは?
「ポカン口」とは、先ほども書いた通り、
「口をポカンと開けて、口呼吸になっている状態」で、
正式名称は「口唇閉鎖不全症」と言います。
このポカン口になる原因は色々ありますが、
生活習慣による「舌の筋力の低下」が主な原因と言われています。
しかも、私が以前病院の先生に聞いた話ですが、
昔に比べて食べ物が発達したおかげで、
噛んで食べる習慣がどんどんなくなっているので、
多くの子供や若者がこのポカン口の予備軍に
なってしまっているとのことです。
ですので、「自分は大丈夫!」と
思う方もいるかもしれませんが、
誰もがなりえる可能性がありますし、
無意識になっている可能性もあるので、
是非この後のデメリットや改善策を読んでみて下さい!
※ポカン口の確認チェックリストを作ってみたので要確認です!
- 口が乾きやすい
- 鼻づまりをしている
- いびきをかく
- 口臭が強い
- 起床時にのどが痛い
- 食べる時に音をたてる
- 歯並びが悪い
- 顔が昔に比べて面長になった
ポカン口のデメリット
では、ポカン口のデメリットをご紹介します。
- 虫歯・歯周病になりやすい
- 口臭が強くなる
- 風邪・ウイルス感染のリスクが高まる
- 顔がゆがむ
- その他
1.虫歯・歯周病になりやすい
口が空いた状態だと、口が乾燥して、
唾液の分泌が減ることにより、
口内の細菌の繁殖したり、
口内の汚れが落ちなくなるため、
虫歯・歯周病になるリスクが高まります。
2.口臭が強くなる
上記と同じく、唾液の分泌量が減り、
細菌が繁殖することにより、
それが口臭が強くなる原因にも
繋がってしまいます。
3.風邪・ウイルス感染のリスクが高まる
本来鼻は、空気中のバイ菌やウイルスを取り除く
フィルター的な役割を持っていますので、
鼻呼吸は、そういった感染を防いでくれます。
しかし、口にはそういった機能がないため、
鼻呼吸ではなく口呼吸が癖になってしまうと、
風邪やウイルスにかかりやすくなってしまいます。
4.顔がゆがむ
舌の筋力低下により、舌の位置が通常からズレてしまい、
歯を押して歯並びが悪くなったりもします。
その噛み合わせの悪化や、口呼吸により、
顎の形が変形し、顔がゆがんだりする恐れもあります。
また、口呼吸が原因でなりえる顔の特徴で、
「アデノイド顔貌」というものがありますので、
これもチェックしてみて下さい。
5.その他
1~4の症状の他にも、そこから発展などして、
様々な症状を引き起こす可能性もあります。
例えば、
- 睡眠時無呼吸症候群
- アレルギー性鼻炎
- 高血圧
- 集中力の低下 etc
といった症状です。
これらからポカン口がいかに恐ろしいかが
分かって頂けると思います。
ポカン口のお手軽改善策
それでは、そんな恐ろしいポカン口に対して、
私が実践した改善策をご紹介したいと思います。
1.舌のトレーニング
まずは、舌の筋力の低下を改善するためのトレーニングを取り入れました。
それが、「あいうべ体操」というものです。
これはみらいクリニックの今井先生が考案された体操で、
ポカン口や口呼吸の改善に有効とされており私も実践しました。
やり方は非常に簡単で以下の通りです。
1.「あー」と口を大きく開く
2.「いー」と口を大きく横に広げる
3.「うー」と口を強く前に突き出す
4.「ベー」と舌を突き出して下に伸ばす
この1~4の動作を1日30セットほど繰り返す。
※声を出す必要はありません。
2.口元にテープをして寝る
次に、寝る時に口が開いてしまって、
朝喉が痛くなったり、口臭があるなと感じることがあったので、
寝るときに口呼吸にならないよう、
口元にテープをして寝るということを実践しました。
テープは薬局などに売っている
一般的なサージカルテープを使用しましたが、
朝まで剥がれることもなく、朝の喉の乾燥なども軽減され、
非常に効果的でした。
私の場合、最近は慣れて鼻の調子も良いので、
口の真ん中と両端の計3か所にテープをして、
鼻呼吸を徹底していますが、
最初は息苦しかったりもするかもしれないので、
1か所だけだったり、弱めに留めてみるなど、
徐々に慣らしていくことをオススメします。
ちなみに私は試したことありませんが、
市販でも「鼻呼吸テープ」なるものがありますので、
気になる方は参考までにリンクを貼っておきます。
↓↓
3.常に意識する
あとは当たり前ですが、
常に意識をすることも非常に重要です。
私は自分がポカン口になっているのでは?と思ってから、
以下のことを出来る限り意識しています。
- 口を閉じること
- 鼻呼吸をすること
- 食べ物をよく噛むこと
本当子供みたいな項目ではありますが、
無意識に出来ていない人が多くなっているというのが、
現実なので、意識することも忘れないで下さい。
ちなみに、これを読んでる今の瞬間は皆さん出来てますか?
4.それでも治らない場合
1~3を実践しても治らない場合は、
すでに何かしらの症状が進行して、
自分の手や意識だけでは改善しないこともあります。
その場合は、一度病院に行かれることをオススメします。
口や顎の形状的な問題であれば歯医者で、
鼻づまりなどが酷い場合は耳鼻科を受診しましょう。
私自身も昔アレルギー性鼻炎持ちで、
どうにも鼻呼吸が出来ませんでしたが、
定期的な通院と、上記の改善策に取り組むことで、
今では鼻炎の症状も全く出なくなりました。
まとめ
今回は「ポカン口」というテーマで書かせて頂きましたが、
これの恐ろしい所は、やはり
「知らないうちにやってしまっている可能性がある」
という点だと思います。
しかも成長期を過ぎてしまった後では、
顔の骨格などは治らなかったりと、
症状によっては気づいた時には、
手遅れになっているものもあるかもしれません。

もっと早く知っておけばな~...
20代前半で知った自分は、
そんなことを考える時もあります。
しかし、
「あの時知らなかったらもっと酷くなっていたのでは?」
と思うのも事実ですので、
これを読まれた方は今からでも遅くありません!
自分はもちろん、家族・友人・特に子供や若い人には、
是非この記事を読んで、ポカン口の予防・改善に、
取り組んでもらえたら嬉しい限りです。
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